日光編は終わりということで、ちょっと福岡の話題を。
福岡市博物館でやっている「カメオ展 宝石彫刻の2000年」に行ってきました。
世界10カ国から集めた浮き彫りの宝飾カメオの展覧会です。
ポスターを見てすっごく楽しみにしていました。
12月23日までやっています。
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カメオは、貝殻に浮き彫りを施したものと思っていましたが、瑪瑙や大理石などの石に浮き彫りしたものなど、各種あるようです。
その歴史は古く古代ローマの時代から装飾品として利用されてきたとか。
その貴重なカメオを一同に集めた展覧会は、なかなか珍しいようです。
秋の県立博物館。木々が色づいて、なかなかの雰囲気です。私が行った日は秋晴れの素敵なお天気でした。
(でも、今日は吹雪。)
古代ギリシャのアレキサンダー。数々のローマ皇帝。神話に偉人にといった数々のカメオ。ブローチや指輪といった宝飾品に仕立てあげられています。
1世紀や2世紀のローマの遺跡から掘り出したものをそのまま宝飾に使ったものもあれば、それをリメイクしたものもあり。
指輪など小さいので、勢いガラスにかぶりついて、見ることに。どれも細かくて素晴らしい細工。
特筆すべきは、考えに考えられた照明。小さなLEDを使用したりして透かし彫りを一番美しく見えるように工夫したり、半透明のものはガラスをつかって後ろから照明をあてて、刻まれた彫刻を際だたせたりと、いろんな技法が使われてました。
個人的には、せっかくのカメオなので、宝石で取り巻かずに、カメオだけに集中した物が好きです。
なお、宝石を利用した高価な品は、近づきすぎると警報がなるシステムがしこまれているようです。ご注意を。
迷った末に辞書ほどに大きな図録を買ってしまったので、お昼ご飯を博物館カフェでいただきました。
景色もよくて快適なこのカフェはお気に入り。
大きな窓の外に、晩秋の風景。もう少し木が育つといいですが、それには時間がかかりそうです。
大きなエビフライにひかれて、大エビフライカレーにしました。
せっかくカメオ展を見た後なので、もう少し上品な食べ物にすればいいのに、と後から後悔しましたが(^^;;;
でも、期待以上に大きな海老フライだったので満足。
カレーソースもよく煮込まれたもの。サラサラ系なので私の好みです。
全体にかけていただきます。
こういうカレールーが別添えの場合、大抵ルーが余ってしまいます。友人にそのことを言ったら、普通は足りないものだとか。
帰る時には日は傾きかけていました。雲がピンク色にそまり、ななめの日は黄金色。
おなじく黄色く色づいた木々を美しく染めます。
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