プラーターは1873年のウィーン万国博の開催地を利用した遊園地。世界最古の由緒ある観覧車があります。
駅のプラーターシュテルン(ウィーン北駅)は地下鉄と鉄道とが乗り入れるウィーンの北の重要拠点です。
そういったターミナルなので、八方に向かって道路が伸びていて、駅を中心に同心円状に街が発展しているのです。
だから、地上に出たからといって、自分がどこにいるのかを把握するのは難しい。プラーターの観覧車を一応の目安にしていたんだけど、それってどこからでも見えるしね。
アホなことに、ホテルの正確な住所を書いたカードは持ってきてなくて…。大きなホテルでもないので、たとえタクシーに乗っても、分かるとは限らない。てゆーか、分からない可能性のほうが高いです。
たまたま手元にあった簡単な地図を元に、ホテルを探しました。
ホテルアムアウガルテンは、その名の通り、公園のアウガルテンの近くのはず。道ゆくひとたちにアウガルテンまでの道を聞くことにしました。
一人歩きの女性とか、子供を連れた人とか、安全そうな人を選びつつ、道を尋ねます。ウィーンは大都会なのに、言葉も不自由なボケッとした異邦人にも親切です。
ただ残念ながらみんなアウガルテンなんてあんまり行かないのでしょう。道は知らないから、そこにあるレストランで聞けばいい、と行ってくれた女性もいました。
ああ、そうか、客商売って、場所も知っているし、基本親切だよな。
突然のお客でもない人間に、ちゃんと愛想良く教えてくれた小さなレストランのオーナー。ありがとう。その時は余裕なかったけど。せめてお茶でも飲めばよかったです。
おかげでアウガルテンの方向がわかったので、とにかくアウガルテン目指して進むことにしました。
そして、アウガルテンが近づいたところで、ホテルのフロントなら他のホテルのこともよく知っているかもしれない、とも思いつき、ずかずかと見知らぬホテルの中に入って別のホテルへの道を聞きました。辿り着かないと、生きて故国に帰れないので必死ですw
そうやって合計7人の人に聞き、やっとホテルに帰ってきました。あーくたくた〜。づかれた〜。
って、辿り着けば単なる笑い話ですが。ホントアブナイよね。ちゃんとホテルの住所カードと地図とは忘れないように持ち歩くことにしよう。
地下鉄出口には、どこの通りに出られるかが表示されているので、これを見逃さないのが大事でした。
Hotel Am AugartenはHeinestrasseに面しているので、この表示がある出口から出れば簡単に行けるのです。
後から思えば、拍子抜けするほど簡単な話じゃあるんですが。
勝手のわからぬ場所ってのは、いろいろと大変です。
アウガルテンは焼き物で有名です。写真はホテルにあったアウガルテン焼きです
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