まずはリビングに通されて、カナッペと白ワインで乾杯。和やかに本日の話しをしつつ。ウィーンでの観光の話しだとか。リタさんとともに行った、スキージャンプ台の話しをクレウトラー氏にことこまかに説明したり。
それにしても、ユーゲントシュティールという言葉が通じなくて参りました。微妙に発音が違うんでしょうね。難しい、難しい。
食堂のほうに通されて、今度は赤ワインで乾杯!
Renaud de valon .南フランスのワインです。酸味、渋みとバランスがいい豊かなワインだった、と思います。ちょっと緊張していたのであまり覚えがないやw
かぼちゃの一種とくるみのスープです。日本のかぼちゃと違って、比較的甘さは低いのですが、くるみのコクとあいまってとても深い味わいです。うん、美味しい(^^
メインディッシュは、ドイツの郷土料理クヌーデルです。つぶしたジャガイモにお肉や野菜を混ぜ込んでお団子状にして茹でたもの。英語ではダンプリングともいいます。
リタさんはドイツ出身なので、このお料理が得意とか。なんでもドイツ人にとっては大切なお袋の味なんだそうです。
赤みのあるものがハム入り、青みのがあるものがほうれん草入り。バターソースでいただきます。じゃがいものもちもちした歯触りの団子がとても美味しいです。
バターソースは私にはちょっと重たいので、お代わりからはソースはなしにしてもらいました。
いやー、これが見ている以上に大変なボリューム。とても美味しいので入るのはさっさと入るのですが、お腹の中でたまる感じ。すっかりお腹一杯になってしまいました。
でも、ヨーロッパではこれだけでは終わらないのです。メインの後はデザート、これは決まり。というか、デザートが一番のクライマックスなのかもしれません。
デザートはオーストリアの定番アプフェルシュトゥーデル。オーストリー風アップルパイ。もちろん、お手製です。じゃーん、という感じで、リタさんが大きなアプフェルシュトゥーデルのカタマリを運んできました。
で、目の前で切ってくれます。
お願いして、断面図を撮影させてもらいました。
うーん、綺麗にパイ生地が層状になっています。上手だなぁ。
真ん中から切り分けて、一番大きな一切れをまず私の皿に盛ってくれました。とにかく何をするにでもレディファーストのお国柄。女性のお客がたったひとりの本日は、私が主役です。てへ。
でも、でもね。その配慮はものすっごく嬉しいんだけど。私、さっきのクヌーデルでもうお腹一杯なの。パンパン状態なの。……とは、言えない。
にこにこと差し出される一番大きなケーキを平らげないといけないのです。…食事で残った赤ワインとともに…。
オーストリーではケーキとともにワインを飲むことは、そんなに珍しいことではありません。
でもバターの風味も香ばしいアプフェルシュトゥーデルはサクサクとして、中味の林檎のフィリングも甘み抑えめ。大変美味しいので、ちゃんと最後までいただけました。(^-^
チーズの話しになり、東洋人なのにチーズが好きとは珍しいと言われました。そうでもないんだけどね。
で、とっておきのゴルゴンゾーラチーズも出してもらいました。
ああ、お腹のすきまがもっとあれば、もっとたくさんいただけたのに。
赤ワインにはやっぱりこっちのチーズのほうがいいですw。
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