とてもハードなカレー漬けの会議が終了後の帰国
せっかくだからということで、タージ・マハールへツアーにでかけたそうです。
デリーから5時間、インド最大の観光地、世界遺産タージ・マハルです。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン死せる王妃のために国庫を傾けてまで建設した、「世界一豪華な霊廟」です。
[6回]
こちらは霊廟にいたる南側の門。
そしてこれが美しい霊廟の姿。4本の尖塔を従え、真っ白な大理石に各種の宝石が埋め込まれているそうです。
いいなぁ。細かく刻まれた紋様と幾何学模様の美しい調和。
イスラム教では、人物像をつくることは許されないので、その代替にこのような、美しくも精密な装飾が発達したのだそうです。
私もこのタージ・マハルとか、スペインのアルハンブラとか、トルコのアヤソフィアとか、イスラム建築を見に行ってみたい。行ってみたいけど、なかなか難しい…。
残念ながら、内部は霊廟なので撮影不可だったようです。
タージ・マハルを造った皇帝は、その完成後にさらにもうひとつ自分用の霊廟を建設しようとして、叛乱の一歩手前まで行き、息子に幽閉されてしまったとか。まー、国1つ傾けての道楽だもんなあ。
こちらは霊廟横のモスクです。赤砂岩で縁取られています。こちらもイスラムらしい細かな装飾に彩られています。
メッカに向いているのが本物の礼拝用のモスク。ただ、それだと対称性を壊すので、もうひとつダミーの同じ建物が建てられているそうです。
霊廟を作った技術者や職人は、霊廟完成後同じようなものを作らないようにと、殺されて埋められたという怖ろしい話しも。
同じような話はロシアの聖ワシリイ大聖堂でも聞いたなぁ。世界どこでも、独裁者というものは怖ろしい。
それでも職人さんたちの子孫は残り、現在にまで大理石の加工の工芸技術を伝えているとか。
おみやげ用の大理石工芸。見事なものですが、観光用ということらしくとんでもないお値段だそう。
ちょっと手が届かなかったそうで。
小さなオーナメントだけ買ってきてくれました。
後は、インドの街中の様子を。残念ながら街中を歩き回る時間はなかったようで、ほとんどがバスやタクシーの中から撮影したものです。
デリーはとにかく、人が多い。人口密度が高い。だから、オートバイなんかも、二人乗り、三人乗りは当たり前。
バスはきれいなのと、古いものが混在しています。これは、結構新しめのもの。
インド文化圏では一般的な三輪車タクシー、オートリクシャー。リクシャの由来は日本の人力車のようです。便利そうだ。こういうも、日本にあってもいいんじゃね?
こちらはデリーの夜市。地元のひとしかいない、観光地ではない場所。怖くて近づけなかったみたいです。
観光地以外はやっぱりあぶなそう。
もちろん、撮影はタクシーの中から。
こちらは入場料が必要なバザール。売っているものも少しお値段が高め。といっても観光客のみならず地元の人も利用している様子。
さすがに管理されているようで、近代的です。
インドの緞通。
やっぱりいいものはものすごく高くて手が出ないとのこと。
インドの現在は、近頃の高度成長で近代化され高層ビルが建ち並ぶ場所と、「本当の貧困」といわれるスラム街のどちらもが混在しているのだそう。といっても、配偶者はそのどちらにも足を踏み入れなかったみたいですが。
インドの混沌の一端を覗いただけ。
デリーは空気がかなり悪くて、排気ガスのような匂いには悩まされたそう。ということで、まだまだインドの旅行は大変だね、というのが結論。
てことで、インド編はこれにて。
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