翌日はピリカ号による湖巡りです。道東の主な湖、摩周湖屈斜路湖あかんこと三つの湖をめぐります。
このピリカ号はちゃんと釧路まで戻ってくるのですが、私は阿寒湖温泉に宿泊するので阿寒湖でおります。
観光と移動と兼ねて、定期観光バスに乗ります。
まずは憧れの摩周湖。晴れているかどうかは、実際に行ってみないとわかりません。1種の賭けみたいなものですね。
[6回]
そして摩周湖に到着しましたが、写真の通り摩周湖ブルーは拝めませんでした。とほほ。
霧で有名な摩周湖ですが、この時かかっていたのは雲です。異様に温度が高かったので湖面に雲が発生した様子。無風に近いので全く動きません。
霧ではなく雲に覆われた摩周湖というのはとても珍しいらしいのですが、やっぱり摩周ブルーが見えないのが残念です。
何度おとずれても摩周ブルーに出くわさない場合もあるので仕方がないか。
せっかくなのでガイドさんにお願いしてたれの写真を撮ってもらいました。記念記念。
仕方がないので摩周湖の絵はがきを買いました。摩周ブルーの神秘の湖面みたかったなぁ。
次の機会を願うしかありません。摩周駅があるのでJRで来ることができるみたいだし。
湖畔のレストハウス兼土産物屋さんの壁画。
ガイドさんが摩周湖の悲しい伝説を教えてくれました。詳細を忘れてしまいましたがwikiにありました。
宗谷のコタン(アイヌの集落)同士がイヨマンテ(熊祭)の夜に争い、一方のコタンは敗れほとんどが殺されてしまう。敗れたコタンの老婆とその孫は命からがら逃げるが、逃げる道中で孫がはぐれてしまう。老婆は孫を探しながらさまようが見つからず、カムイトー(摩周湖)付近までたどり着く。老婆はカムイヌプリ(摩周岳)に一夜の休息を請い、許される。が、悲嘆にくれ疲労困憊した老婆はそこから動けず来る日も来る日もそこで孫を待ち続け、とうとうカムイシュ島になってしまった。いまでも、摩周湖に誰かが近付くと老婆は孫が現れたかと喜び、うれし涙を流す。この涙が雨であり霧であり吹雪なのである。(
Wikipedia摩周湖より)
切なくも悲しい、救いのない話であります。
レストハウスでは、夕張メロンをカットしたものが売られていました。これはものすごく美味しかったです。摩周ブルーを見られずしょげていた気持ちを慰められました。
次にバスが向かったのは硫黄山、アイヌの言葉ではアトサヌプリです。
今も噴煙を吐き出す硫黄山は活火山です。明治時代にはここで硫黄の採掘が行われていたのだとか。
卵の腐ったようなと形容される硫黄の匂いが強くします。
ツアーの他の皆さんは火口付近まで歩いていましたが、呼吸器系の弱い私はモクモクと上がる亜硫酸ガスに恐れをなして、遠くから望遠での撮影に止めました。
自動車の排煙どころじゃないですから。
次が屈斜路湖。
日本最大のカルデラ湖。(阿蘇より大きい)です。
白鳥の飛来地だそうです。確かに広いけれど、これといった特徴はないかなあ。
白鳥ボートがいっぱい浮かんでいます。
カルデラなので、湖畔の砂を掘ると、暖かいお水が出てきます。これを砂湯といいます。
砂湯を利用した足湯が設備してあります。
湖畔の砂を適当に掘ると、お水が沸いてきます。手をつけてみると確かに温かい。
なるほどなあ。
湖畔には屈斜路湖名物クッシーの巨大なぬいぐるみが置いてありました。
まあ、すでに誰もクッシーの存在を信じてはいないようでしたが、キャラクターとしては貴重ですもんね。愛嬌あるよね。
駆け足でしたが、効率的に2つの湖を見ることができました。
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