津和野カトリック教会です。
津和野では明治期に隠れ切支丹迫害の歴史があります。
長崎で発覚した切支丹信者たちが、津和野に送られてきたのだそう。
旧藩ではその取り扱いに苦慮した挙げ句、結局監禁、迫害という怖ろしい処置へと。
江戸時代ならばいざ知らず、すでに維新が起こった状態でさえ、旧弊による悲劇が続けられたとのこと。結局、イギリス大使館からの抗議によって、36人の犠牲者を出しつつも迫害は終わったそうです…。
この件のメモリアルとして信者たちが監禁されていた乙女峠には聖堂がたてられているとのことでした。
日本らしく内部は畳敷きの教会です。
華やかで荘厳で美しい海外の教会もいいですが、簡単なステンドグラスがあるのみという簡素で素朴な日本の教会も好きです。
私はキリスト教徒ではありませんが、静謐な緊張感のある空気に身がひきしまる思いがします。
鯉の模様の米屋という素敵にクラシカルな看板が目につきました。これはちょっと見てみたいです。
ちゃんと「鯉のおる米屋です。遠慮無くお入りください。」とあります。ふむふむ。どうも米屋さんが自分のところのお庭を観光客にも開放してくださっている様子。
看板のある場所のとなりの新規の店舗がありました。ここから入ります。
お店の人によれば、今気温が低いので鯉はほとんど動かないそうで。えさも食べません。
でも、のったりしているので写真には撮りやすいです。
それにしても見事な大きさの鯉です。しかも、ものすごい数。
津和野は道端の堀にも鯉が放されていたりと、鯉と縁が深いようです。
これで、今回の旅行の津和野編は終わり、次は山口、湯田温泉編に続きます。
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