にきたつ庵 (にきたつあん) (懐石料理 / 道後温泉、公園前、南町)
★★★★☆ 4.0
さて、道後での食事ですが、
食べログで検索して、あらかじめレストランを探しておきました。夏の時は、調べておかなかったのと、もの凄い人出でろくな夕飯にありつけなかったので。
2店ほど候補をあげて、地図を片手に場所を探しました。
道後温泉の繁華街から道をはずれ、住宅地の間を抜けます。マンションなんかがあるので、別に治安が悪いわけではないのですが…。繁華街を抜けて、人通りのほとんどない路地を歩くのは、ちょっとどきどき。こんなところに、レストランがあるのだろうか?とちょっぴり先行き不安。
ところが突然「にきたつ庵」の看板とともに、竹林に囲まれた今風のレストランがあらわれます。
[1回]
赤い看板がわりの幕が目を引きます。うーん、いいデザイナー使ってますな。正月飾りも、なかなか上品で。
味のほうも、食べログでの評価が高かったので安心して入れますね。
玄関で、靴を靴箱に入れて上がります。キーホルダーまで和風に鞠の形。凝ってますね。
最初、気付きませんでしたが、このレストランは道後ビールで有名な水口酒造の経営。つまり道後本館の横にある
道後麦酒館の姉妹店なわけなのです。
どおりで、入口のところにビールサーバがあるわけだ。
掘りごたつ席を期待しましたが、ほぼ満員だったので、普通に座る席でした。ま、それはそれで。
メニューにはおなじみの道後ビール。ケルシュ・タイプ、アルト・タイプ、スタウト・タイプの3種。それぞれ、ケルシュが「坊ちゃんビール」アルトが「マドンナビール」スタウトが「漱石ビール」と名付けられています。
地ビールとしては草分け的存在で、全国的に高い評価を受けています。
で、早速その道後ビールで乾杯。
私はアルトタイプが大好きなので、マドンナビールでらいかばーじん〜♪
黒の好きな配偶者は、漱石ビールで、情に棹さして流されてます。
この道後ビールは道後温泉内ではどこでも楽しめますが、大抵が瓶ビール。サーバから生でジョッキに注いで貰えるのは、水口酒造の直営店ならではのようでした。
そりゃ、ソレに越したことはないわけで。
ここの名物は桶料理。要するに風呂桶からの発想で、桶の中に品数多く、料理を盛ったもの。ランチでもいただけるようですが夜のコースにもありました。
他の料理も美味しそうですが、普通に居酒屋風だったので、ここの桶料理を入れたコースを頼みました。
まずは先付けから。鰹の煮物ですね。
コースについた刺身です。瀬戸内の美味しい魚です。太刀魚の刺身が美味しい。
で、メインの桶料理を待つばかり。
イラストに説明つきの桶料理の内容紹介が。師走の桶料理と書いてありますから、季節ごとに変わっているのでしょう。(実際に料理が運ばれると、ほんの少し内容は違ってました。説明書きにあるように、調理場の都合で、わずかに変わるようです。といっても、問題ないくらいに同じですが。)
あん肝大根ベッコウあん掛け。牡蛎の酒煎り酢味噌和え、小松菜の煮浸し。なまこの白和え、海老のかきもち揚げ、酒の柚あん焼き。ローストビーフ。
うーん、本当に豪華です。品数が多い小量の料理っていいなぁ。
海老のかきもち揚げは、変わり衣が面白い一品。もちもちとした衣の食感と、海老とがよくあってる感じ。(配偶者は普通の海老天がいいとぶつぶつ言ってましたが)
そして、一番美味しかった、あん肝大根。あっさりと仕立て上げられた大根が濃厚なあん肝によくあって、旨いコンビネーションでした。
大根おろしとうすぎり玉葱で食べるローストビーフも柔らかく美味。肉料理だけでなく、煮浸しや、白和えなどほっとするお味のものが含まれているのもポイント高いですね。
桶料理は大変に美味しかったですが、ここで終わりません。さらに
後編に続きます。
エリア愛媛県 > 中予ジャンル和食住所松山市道後喜多町3-18説明にきたつ庵 (懐石料理、割烹・小料理、日本酒)
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜日クチコミ道後ビールの水口酒造の直営店。桶料理は品数多い和風料理を組み合わせたもの。居心地のいい料理屋さんでした。
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