10月のウィーンは音楽会の季節でした。
音楽の都の本領発揮で、人々は華やかな服装でオペラやコンサートへと向かいます。
せっかくなら、本場での音楽を楽しみたいもの。
ウィーン・フィルのホームグラウンドの楽友協会です。
本当はウィーン・フィルやオペラ座のオペラのチケットを取りたかったのですが、日程があわず。ものすごく残念だったので、同じ楽友協会で演じられるモーツァルト・オーケストラに行きました。
夜の楽友協会の外観は、本当に華やかです。
[1回]
モーツァルト・オーケストラは観光用のコンサート。18世紀風の衣装を着て、モーツァルトを中心とした聞き慣れた肩の凝らないクラシックを演奏してくれます。
それにしても、楽友協会の中って、えらくゴテゴテです。つーか、アメリカのミュージカルの劇場だって、こんなにキンキラキンとはしてないと思うんだけど。
クラシックの殿堂なんだけど、ここまでくるとちょっと呆れます。
舞台はこんな感じ。こちらも18世紀をかなり意識しています。
でも、18世紀の指揮者は、舞台の中央には立たなかったとか。いや、そこまで再現する必要はないですが。
結構前にチケットをとったので、前から3番目といういー席。うう、こういう席で、オペラが見たいよー。
で、白い鬘を被って、コートをはおり、と、18世紀の衣装を着た演奏者たちです。コスプレ演芸会?といった感じ。
嬉しいことに、撮影はやりたい放題。普通コンサートやオペラだと完全禁止なんですが、ここは観光用のためかサービス精神に徹しています。何もうるさいことは言いません。
トルコ行進曲では観客に拍手や手拍子を要求したりとか、いろいろとエンターテインメントを忘れません。
まあ、肝腎の演奏のほうは、かなりぬーるーいー感じ。プロのアルバイトなのかな。
最初の曲の入りなど心配になるくらい合ってなかったのですが、途中で帳尻あわせてきました。
ただ、ミスをすると、「をいをい」みたいな感じで笑っているのが丸見えで(^^;;;
まあ、それもご愛敬って感じなんでしょ。
曲目はモーツァルト中心ですが、シュトラウスの「美しく青きドナウ」は押さえてあります。やっぱ第2の「オーストリアの国歌」だもんね。
オペラ曲で歌った歌手はかなり上手でした。さすが本場って感じ。かなり間近なので、ど迫力でしたw
まあ、堅いことを言わなければ、クラシックに興味のない配偶者でも、かなり楽しめたようなので、ウィーンフィルにひっぱって行くよりよかったのかもしれない。
ってことで、一応楽友協会のコンサートホール内にも入れたし、ま、いっかってことで。
うーん、でもいつかは、ベルベットの如きと言われるウィーンフィルの演奏を聴いてみたいです。
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