時間は前後しますが、ゴールデンウィークに近場での観光ということで糸島巡りをしましたのでその模様をレポートします。
糸島の突先、玄界灘に先出た場所に、芥屋大門。
日本最大の玄武岩洞で、六角形や八角形の玄武岩柱状節理を持つ奇岩として知られています。
福岡市内から1時間ほどのドライブで、この名勝に辿り着くことができます。
そんなに近いけれど、初めて訪れます。まあ、近場の観光地ってそんなもんですよね。
[7回]
どうせGW中の福岡市なんて、どんたくで交通マヒ状態。市内在住で、あまり習い事などしていない人間にとってどんたくは他人事のことが多いし。
しかし、糸島ならば遊びにいっても逆方向なんでなんとかなりそう。
今年のGWは天気も上々。ドライブ日よりです。
まずは芥屋大門公園というところで車を駐めてみました。
奇岩つまり磐座のあるところに神社あり。
古びた由緒ありげな神社が祀られていました。由緒書きがなかったので、ご祭神がわからないのですが、ネットの記述によれば天照大神、イザナギノミコト、イザナミノミコト、ウガヤフキアエズノミコト、豊玉姫ほか多数とのこと。
つまりは神様全部盛りってことですね。本当に祀られている神の名はその中に隠されているということでは…などと。
祭神の中にに塩土老翁神(シオツチノオジ)の名があるそうです。また 芥屋大門に塩土老翁神が降臨されたという伝承があるとか。
塩土老翁神は「製塩に関する神」「海上の情報を読み取ることのできる智恵の神」ですので、おそらくは航海の目標となったであろう磐座にふさわしい神様でありましょう。
そして、この地方に古来より製塩をする人々が暮らしていた、なんてのも想像できます。
もうひとつ太祖神社という名前も不思議。太祖は高句麗の王のことなのか。糸島へは朝鮮半島からの渡来人が多いからそのせいもあるかもしれません。
海に近づくと、もうひとつ鳥居があって、ここが神聖な場所であることを示します。
荒い玄海の波の浸食を受けたむき出し岩が見えます。
この中に洞窟があるのですが、陸からはなかなか見えませんね。
天気がよいせいもあって海の色がとても綺麗にでています。
福岡市内とは海の色がまったく違うなぁ。
洞窟の中を見るためには遊覧船に乗らねばなりません。
沖のほうに遊覧船らしき船影がありました。
展望台への表示があって、細い登山道があります。
多くの人が向かっているので、我々も登ってみましょう。
軽く考えての登山だったのですが、これが思いの外しんどい登り道。
しかも、木の葉で覆われた道はつるつると滑りやすくて。とても歩きにくくバランスがとりにくい。
写真は木漏れ日のおかげでかなり明るく撮れていますが、実際には鬱蒼とした林の中なので、かなり暗いです。
日頃の運動不足を後悔しつつ、息を切らせて登りました。小さな子供は平気で登ってくのに。情けなー。
しかし苦労した分、展望台からの風景はなかなか素晴らしいものでした。
PR