今年は暖冬のせいか、紅葉の色づきがよくありません。でも、12月に入ればさすがに家の周囲の木々も色づいてきました。
福岡の冬にしては珍しくよく晴れたに気まぐれをおこして太宰府の光明禅寺に行ってみました。
とはいえ、先に福岡市内用事を済ましている間に、俄にかき曇り、いまにも泣き出しそうな曇り空に。だから福岡の冬の天気は信用しちゃあ、いかん。しかし、週末にかけてはさらに雨の予報がでていたので、この日を逃したら、紅葉はすべて終わってしまう。思い立ったが吉日っていうじゃありませんか←いちいち古い
そしてこの紅葉!お天気こそ100%ではありませんが、夢幻の世界にも思えるこの麗しさ。さすが福岡近郊の一番の紅葉の名所です。
[6回]
行こうと覚えば、太宰府ってそれほど遠くありません。天神から25分だもんね。乗換はあるけれど、大抵連絡しているし。でも、なんとなく「遠く」感じてしまうんですよね。不思議。
すでに崩れそうな天候なので、天満宮も国立博物館も次の機会に。(実は雨が降りそうなのに傘持っていなかったのです。わはは。)今回はまっすぐに光明禅寺を目指しました。駅から5分ってところですね。
非常に残念なことに、お寺の前面は現在改修工事中。もしかしたら閉鎖されているかなーって思いましたが、庭の観覧は可能でした。紅葉の季節。普段静かな光明禅寺ですが、観光客の多いこと。
ただし、ここは静かな禅寺なので、どうか皆さんお静かに。
ま、それはともかく目を奪われる美しい紅葉です。この朱(あか)はなかなか普通の場所では出ない。
背後の山を借景に、きれいに形のつけられた石庭、落ち葉に彩られる苔。
なんといっても、この寺にくると心が落ち着きを取り戻します。
この風景を見られたことの有り難さに。
太宰府は朝晩の気温差が大きく、冷え込むので、このような美しい紅葉が見られるそうです。
それにしても朱で塗ったが如き美しさ。よほどの丹精のおかげなのでしょうね。
とはいえ、石庭に散る紅葉(もじみば)に、散る血を連想する罪深さ、業の深さ。
前庭の枯山水にも、色づいた木が。こちらも鮮やか
光明禅寺は四季を通じて訪れたい寺です。
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