紅葉のお話をもうひとつ。大宰府の光明禅寺も良かったけれど、気軽に見られる紅葉名所はないかなとネットを検索すると、糸島の紅葉名所雷山千如寺大悲王院の名前をみつけました。もう、糸島通いも長いけれど、知らない場所がたくさんあります。
千如寺は真言宗のお寺。霊山である雷山を信仰する山岳仏教の中心地であったようです。
って、行ってみて初めて知ったわけで、雷山というと蒟蒻?くらいの薄い知識しかありませんでした。
[4回]
姪浜から車で40分。カーナビのおかげで、不案内な山のなかでも迷わずに辿り着けます。カーナビ万歳。
予想に反して、かなり大きなお寺さんです。こんな雛に、よくぞ、と少々失礼なことを。元々伊都国ですから。長い歴史と伝統はあるんですよね。
残念ながら紅葉の盛りは過ぎています。
まずは順路に従って本堂にあるという十一面千手観音像を拝謁しに行きます。
本堂自体は撮影ができない様子。本堂のバルコニーから心字池とその周辺を撮りました。
本堂ではご祈祷を見学することができます。
赤ん坊のお宮参りからIT企業らしき会社の商売繁盛まで。
説明によれば、霊山である雷山には鎌倉期には300もの仏閣があったそうですが、明治期の廃仏毀釈でこの寺と雷山神社しか残されていません。もったいないなぁ。
撮影不可だった御本尊。パンフレットからです。
頭部に十一面。本体に42本の手、そして光背に千の手があり、衆生済度をあらわしているそうです。
鎌倉時代作の木造の仏様。光背に千の手が描かれているのは、なかなか珍しいとのこと。
本堂からさらに木造の階段を登ると開山堂へと通じています。
階段は結構新しい感じ。すくなくとも平成になってから改装されているような雰囲気です。
開山堂への道の横には平成につくられたという五百羅漢像。新しいものとはいえ、なかなかの迫力。
仏のすべてに表情があります。
名残の紅葉に彩られる仏たち。
独特の雰囲気がありますね。どうぞクリックして拡大してご覧下さい。
一体は自分と似た像があると言われます。
そして、この寺を開山した清賀上人の座像がおさめられている開山堂。
こちらもかなり新しく、内部の金箔はきらきらとして、もう少し時間を経ると落ち着くかな。
でも、写真はちょっといい感じに撮れました。
さて、千如寺の項、ここまでがお堂とその周辺。まだ広大な庭が残っているので続きます。
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