京都での定期検診を兼ねて関西を旅行してきましたので、レポートします。
(旅行期間 2013年5月12日〜5月16日まで)
今回、友人たちとのオフ会を兼ねていたので、めずらしく一人旅ではありません。
ミホミュージアムいいよーってことで、案内役を買って出て、無理矢理?のように友人たちをひっぱっていきました。
ごめんね。結構強行軍で。>皆様
[5回]
ミホには4度目です。個人所蔵の美術館としては日本一の規模ではないのでしょうか。
石山からバスで離合も危うい道を揺られ、山奥へと一時間かける価値はあります。
もちろん、緑濃い静かな環境も含めてですが。
毎回ですがここのレストランもお気に入りなので、美術品を見る前に腹ごしらえ。
コシのある田舎蕎麦は素朴でかつ深みのあるお味。後、コーヒーも特筆もので美味しいです。
この日は本当によいお天気。急に温度が上がって身体のほうもビックリ。
暑い陽を逃れて、トンネル内がえらく涼しく感じられました。
そしてスタイリッシュにワイヤーで飾られた橋を渡ると、緑にかこまれた美術館、ミホミュージアムです。
ガラスで囲まれたエントランス。今日はお天気がいいので、温室状態です。
この美術館はルーブル美術館のガラスのピラミッドを建設したI.M.ペイによって設計されました。ガラスの感じが共通していますね。
ローマのモザイクなど、貴重な美術品がさりげなくおかれていたりして。あまり大がかりな広告を打っていないので、これだけの規模の美術館として人少なめ。
空間がゆったりしているおかげもあって、とても心地よい空間です。
現在開催されているのは古代ガラス展。ガラスはとにかく好物ですので、嬉しい。
エジプトやペルシャやアッシリアの古代ガラスは、透明度こそ失われていますが、往時の高い技術をあらわして、華麗です。ラピスラズリの紺碧、トルコ石の青緑、ガーネリアンの深紅、アメジストの赤紫、さまざまな色硝子が加工されています。
(もっとも、この時代のガラスを出来た当時の透明度そのままに保つ正倉院御物というものは、その保管の技術も凄いなあ。)
それぞれに美しい器ばかりすべて持って帰りたくなりますが、中でも乳白色の硝子のリュトンは、幻想的といってもいい美しさでため息がでます。レプリカでいいから欲しいけど…。たとえレプリカでも手が届きそうもないお値段かな。
新緑の紫香楽の山は目に沁みるほど。しかし、その中に一部分だけ燃えるような橙色の花が。
山ツツジでしょうね。
鮮やかな、とても鮮やかな色です。
大好きなハンサムなガンダーラ仏像にわかれをつげて、ミホミュージアムを後にしました。
なんかまた半年後に行きそうな気がします。
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