クリスマスがあっという間に終わり、街はすっかり新年の飾り付けに。
毎年ですが、この変わり身の速さがなんとも言えません。日本だ…。
ちなみにアメリカやヨーロッパでは、新年あけてもクリスマスの飾り付けは出したまま。
一月の半ばにツリーをどんど焼きのように焼いたりなんかするところがあります。
またオーストリア旅行記に戻ります。
Zur Lindeで朝食を終えた後、二階にあるAndreas Hofer
アンドレアス・ホーファーのコレクションを見せてもらいました。
郷土の英雄への感謝と崇拝の気持ちから、少しづつアンドレアス・ホーファーに関する資料をコレクションされているらしくて、まるで小さな博物館のようになっています。
[6回]
日本ではあまり馴染みがありませんが、アンドレアス・ホーファーはチロルの英雄。
ナポレオンのオーストリア侵攻に反抗し、フランス軍やバイエルン軍と戦ったチロルの農民です。
最終的に、ナポレオン軍に捕まって彼は処刑されていまいますが、彼の勇気と意気に感じた人々の尊敬を集め、「チロル独立」のシンボルとなりました。
きゅっとしぼったパンツや、重たそうな派手な飾りのついたベルト。いわゆるチロリアンハットなど、ホーファーの姿はチロルの伝統的な農民のものだそうです。
そういえば、チロルというと、福岡には、チロル高原銘菓チロリアンというものがありまして、あんまりチロルとは関係ないと思っていたら、ちゃんとチロル地方の許可を得て、名乗っているんだそうです。
缶に描いてあるイラストのホルンを吹く男の子が、ホーファーとちょっと似ている服を着ているかも。
千鳥屋楽天サイト品「チロリアン 丸1号缶」(チロリアンショート30本)宿のご主人のお話では数年前には、このアンドレアス・ホーファーの記念祭みたいなものが行われ、ここの宿の資料が公開されたそうです。
もちろん、アンドレアス・ホーファーに限らず、チロル地方の素敵なアンティークが、いろんなところに置かれてます。なんとなく美術館に泊まっているような雰囲気です。
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